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2025.12.16|ブログ
「木造は寿命が短い」は大きな誤解!耐用年数の正体

地震多発時代の必修知識:住宅の「耐震等級」とは
大阪・北摂エリアで中古住宅を検討する際、「あと何年住めるのか」という不安はつきものですが、よく耳にする「22年」という数字は「住める期間」ではありません。

法定耐用年数は「税金」のためのもの
22年という数字は、財務省が定めた「法定耐用年数」です。
これは、建物の価値を毎年差し引いていく「減価償却」を計算し、課税を公平に行うための便宜上の期間に過ぎません。
資産価値の計算
税務上は22年で価値がほぼゼロになりますが、建物が物理的に壊れることとは無関係です。
住宅ローン審査
かつては融資に影響しましたが、現在はリノベーションによる性能向上を加味して期間を延ばすケースが増えています。
知っておきたい4つの「耐用年数」
1.法定耐用年数
税務・会計上の計算期間(木造は22年)。
2.物理的耐用年数
材料の腐食や摩耗など、建物が物理的に持ちこたえる期間。
3.経済的耐用年数
市場で「価値がある」と判定され、売買が成立する期間。
4.期待耐用年数
適切な維持管理を行うことを前提に、あと何年住めるかを示す実質的な目安。
木材の驚異的な生命力:法隆寺が証明する1300年の絆
世界最古の木造建築である法隆寺は、1300年以上現存しています。
これは木材そのものが持つ「強さ」の証明です。

桧(ひのき)の不思議な強度変化
桧には、伐採されてから約200年にわたって強度が増し続け、その後1000年かけてゆっくり元の強度に戻っていくという特性があります。
適切な環境とメンテナンスがあれば、100年住み続けることは決して夢ではありません。
適材適所で選ぶ木材の種類
| 部位 | 推奨される木材 | 特徴 |
| 構造材 | 桧(ひのき)、ヒバ | 耐水性・耐朽性に優れ、シロアリにも強い。 |
| 構造・内装 | 杉(すぎ) | 粘りがあり、調湿効果も高い。 |
| 内装(床など) | オーク、ウォールナット | 硬くて傷に強く、経年変化を楽しめる。 |
「30年寿命説」のウソとホント
「日本の家は30年」と言われるのは、建物自体の限界ではなく、ライフスタイルの変化(子供の独立)や、古い住宅設備の老朽化に合わせて「建て替え」を選ぶ文化が強かったためです。
現在は、良いものを手入れして長く使う「ストック型社会」へとシフトしています。
国土交通省が認める「100年住宅」への道
国の資料による「期待耐用年数」の目安は以下の通りです。
・フラット35基準程度:50年~60年
・劣化対策等級3:75年~90年
・長期優良住宅認定:100年超
大阪・北摂でリノベーションを行う際に、「劣化対策」を適切に行えば、次世代まで住み継げる住まいに生まれ変わります。
寿命を延ばす!部位別メンテナンス周期
木造住宅を長持ちさせるコツは、「水」と「乾燥」のコントロールです。

| 部位 | 周期の目安 | メンテナンスの内容 |
| 屋根・外壁 | 10~15年 | 塗装、点検、シーリングの打ち替え。 |
| 防蟻(シロアリ) | 5~10年 | 定期点検と薬剤の再散布。 |
| 水回り設備 | 15~25年 | キッチン・浴室の交換・リノベーション。 |
大阪・北摂で長く住める家を手に入れるための3つの秘訣
1.「見えない部分」を優先
デザイン以上に、シロアリ対策、腐朽対策、耐震補強に予算を配分しましょう。
2.無垢材の活用
素材としての寿命が長く、時間が経つほど味わいが増します。
3.長期的なパートナー選び
施工後の定期点検など、アフターフォローが充実した業者を選びましょう。
まとめ:木造住宅はメンテナンスで「一生もの」になる
木造住宅の寿命は、固定概念に縛られる必要はありません。
適切な木材選びと時代に合わせたリノベーション、そして定期的な手入れで、100年を超えて愛される住まいになります。
まずは、今の住まいや購入予定の物件がどのような状態か、「建物の健康診断(インスペクション)」を受けてみることから始めてみませんか?
クローバーハウスは、大阪・北摂地域での新築、建て替え、リフォーム・リノベーション、住まいの事なら何でもご相談いただけます!
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