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マンション購入を成功させる!管理費と修繕積立金のこと

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2025.06.27|ブログ

マンション購入を成功させる!管理費と修繕積立金のこと

マンション購入を成功させる!管理費と修繕積立金のこと

マンション購入を考えるなら知っておきたい「維持費」のリアル

「夢のマイホーム」としてのマンション購入。華やかな内装や魅力的な間取り、駅からの距離や周辺環境など、考えるべきことはたくさんありますよね。
特に大阪や北摂エリアでは、利便性の高い都心物件から、自然豊かな郊外のファミリー向け物件まで、多様な選択肢が広がり、物件探しに夢が膨らむことでしょう。

しかし、マンション購入で本当に大切なのは、物件価格や住宅ローンだけではありません。
実は、毎月必ず発生する「維持費」の存在を忘れてはいけません。
この維持費の中には、マンションの日常的な運営を支える「管理費」と、将来の大規模なリノベーションや修繕に備える「修繕積立金」という、二つの重要な費用が含まれています。

これらの費用を正しく理解し、購入前の資金計画にしっかりと組み込むことは、マンション購入を成功させ、購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために不可欠です。
特に、リノベーションを前提として中古マンションを検討している場合、これらの維持費が将来の計画にどう影響するかを知ることは、非常に重要な視点となります。

マンション購入を考えるなら知っておきたい「維持費」のリアル

この記事では、マンションの管理費と修繕積立金について、その定義から使い道、誰が支払うのか、そして気になる相場や、場合によっては削減する方法まで、購入を検討しているオーナー(区分所有者)の皆様が知っておくべき情報を網羅的に解説していきます。
大阪や北摂でのマンション探しをより現実的に、そして安心して進めるための羅針盤として、ぜひ最後までお読みください。

マンションの管理費とは?その役割と内訳を徹底解剖

マンションの管理費とは、マンションという共同住宅が快適な状態で維持され、日々の暮らしが円滑に運営されるために、日常的に必要となる維持・管理費用全般を指します。
これは、区分所有者全員が公平に負担するものであり、マンションを「みんなの資産」として守っていくための重要な役割を担っています。

管理費の具体的な使い道:あなたの支払いが支えるマンションの日常

管理費として毎月支払うお金が、具体的に何に使われているのかを知ることは、納得して支払い続けるためにも重要です。

管理費の具体的な使い道:あなたの支払いが支えるマンションの日常

主な使途としては、以下のような項目が挙げられます。
管理人の人件費:マンションの顔とも言える管理人さんの給与です。来客対応、清掃、巡回、郵便物の受け取り、簡単なトラブル対応など、多岐にわたる業務を通じてマンションの安全と快適さを守っています。
管理会社へ支払う手数料:多くのマンションでは、専門の管理会社に管理業務を委託しています。この管理会社に支払う委託手数料が管理費の中から賄われます。管理会社は、管理組合の運営サポート、会計業務、設備の点検手配など、専門的な知識と経験でマンション管理を支える重要な存在です。
清掃料:共用部分(エントランス、廊下、階段、エレベーターホールなど)の日常的な清掃費用です。常に清潔な環境を保つことで、居住者の満足度を高め、マンションの美観を維持します。
設備の保守・点検費用:エレベーター、給水ポンプ、消防設備、防犯カメラ、オートロックシステムなど、マンションには多くの共用設備があります。これらの設備が安全に、そして安定して稼働するための定期的な点検や保守、消耗品の交換費用などが含まれます。故障時の緊急対応費用もここに計上されることがあります。
共用部の水道・光熱費:エントランスや廊下の照明、共用トイレの水道代、エレベーターの電気代など、マンションの共用部分で消費される電気や水道の費用です。
損害保険料:マンションの建物自体や共用設備にかける火災保険、地震保険、賠償責任保険など、万が一の事態に備えるための保険料です。これらの保険は、災害や事故が発生した際に、区分所有者全員の財産を守る重要な役割を果たします。
管理組合の運営費用:管理組合総会や理事会開催のための会議室費用、資料作成費用、専門家への相談費用(弁護士、税理士など)など、管理組合がマンションの運営を行う上で発生する諸経費です。
フロントサービスや医療サービスの維持費用:大規模なタワーマンションや高級マンションに多いですが、コンシェルジュサービス、フィットネスジム、ゲストルーム、キッズルームなどの付帯施設の維持費用も管理費に含まれることがあります。これらのサービスはマンションの付加価値を高めますが、その分管理費が高くなる傾向にあります。
プールやジムといった設備の維持費用:共用施設としてプールやジムが設置されているマンションの場合、これらの施設の清掃、メンテナンス、水質管理、安全管理などに多額の費用がかかります。当然、これらの費用も管理費に上乗せされます

管理費の支払い義務者:マンションの「所有者」

マンションの管理費は、原則としてマンション内に住居を所有するオーナー(区分所有者)が支払います。
これは、マンションという共同資産を共有する者としての義務であり、マンションを購入した時点から支払い義務が発生します。

賃貸でマンションに住んでいる場合は、通常は家賃に管理費相当額が含まれているか、別途「共益費」として支払う形になります。
しかし、所有者になった場合は、家賃とは別に毎月管理費を支払うことになる点をしっかり理解しておく必要があります

マンションの修繕積立金とは?未来のマンションを守る投資

修繕積立金とは、マンションの長期的な維持管理、特に約10~15年周期で行われる大規模修繕工事のために、区分所有者全員で計画的に積み立てていく費用です。
マンションが経年劣化していく中で、快適性や安全性を保ち、資産価値を維持・向上させるために不可欠な資金と言えるでしょう。

マンションの修繕積立金とは?未来のマンションを守る投資

修繕積立金の具体的な使い道:大規模リノベーションの基盤

修繕積立金が具体的にどのような工事費用に使われるかを知ることで、その重要性をより深く理解できます。
これらの工事は、マンション全体を維持し、将来的なリノベーションの基盤となるものです。
外壁工事(外壁塗装・外壁タイル補修など):マンションの顔とも言える外壁は、風雨や紫外線に常にさらされており、経年とともに劣化します。ひび割れや塗装の剥がれ、タイルの剥落などを防ぎ、美観と建物の保護機能を維持するための工事です。
防水工事(屋上の防水塗装など):屋上やバルコニーなどの防水層は、雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。防水機能が低下すると雨漏りなどのトラブルに直結するため、定期的な点検と防水層の改修工事が必要です。
設備工事(給水・排水設備の更新・補修など):見えない部分ですが、マンション全体の給水管や排水管、貯水槽などの設備は、日々の使用により劣化が進みます。これらを定期的に点検し、必要に応じて補修や更新を行うことで、水漏れなどのトラブルを未然に防ぎ、衛生的な生活環境を保ちます。
破損部位の修繕(台風による部分的な破損など):予期せぬ災害(台風、地震など)によって共用部分に損害が生じた場合の修繕費用にも充当されます。例えば、強風で破損した共用廊下の窓ガラスの交換や、地震でひび割れた外壁の補修などが挙げられます。
その他共用部分の工事:エントランスのリニューアル、エレベーターの改修、駐車場や駐輪場の整備、ゴミ置き場の改善、植栽の手入れなど、マンションの共用部分全般に関わる様々な工事費用に使われます。
将来の価値向上に繋がるリノベーション:単なる「修繕」だけでなく、例えば共用部のデザイン刷新、バリアフリー化の推進、最新の省エネ設備の導入など、マンション全体の価値を高めるようなリノベーション費用に充当されるケースもあります。これは、マンションの魅力を維持し、将来にわたって住み続けたいと思える環境を作るために非常に重要です。特に築年数の古いマンションでは、資産価値を維持・向上させるための積極的なリノベーションが求められることがあります。

修繕積立金の支払い義務者:管理費と同じく「所有者」

修繕積立金も、管理費と同じく、マンション内に住居を所有するオーナー(区分所有者)が負担する義務があります。
これは、将来のマンション全体の資産価値を保ち、快適な住環境を次世代に引き継いでいくための「共同の貯蓄」と捉えることができます。
マンションを購入すると、この支払い義務も発生することをしっかりと認識しておきましょう。

マンション管理費と修繕積立金:明確な違いと滞納のリスク

マンションを維持するために必要な二つの柱である管理費と修繕積立金ですが、それぞれに明確な違いがあります。
これらを理解しておくことで、資金計画をより正確に立て、購入後のトラブルを避けることができます。

目的と使い道の違いを理解する

管理費と修繕積立金は、どちらも毎月支払いが必要な費用ですが、その「使い道」に決定的な違いがあります。
管理費:マンションの共用部における日常的な運用のために主に使用する費用です。日々の清掃、管理人さんの人件費、設備の保守点検、共用部分の電気代など、マンションが「今、機能していること」を支えるために使われます。例えるなら、ご家庭の「光熱費」や「食費」といった、日々発生する生活費のようなものです。
修繕積立金:約10~15年に一度の大規模リノベーションや修繕工事のために計画的に積み立てる費用です。外壁の塗り替え、屋上防水のやり直し、給排水管の交換など、建物全体の寿命を延ばし、資産価値を維持・向上させるための大きな投資に使われます。こちらは、ご家庭の「住宅の将来的な大規模リノベーション費用」や「車の買い替え費用」といった、将来のために貯めておくお金に近いイメージです。

修繕積立金は「積立」であり、短期保有では恩恵を受けにくい可能性も

修繕積立金は、その名の通り「積み立て」られるものです。
大規模修繕工事は10年や15年といった長いスパンで行われることが多いため、例えば数年でマンションを手放した場合、支払った修繕積立金の恩恵を直接受けられない可能性もあります。

これは、マンションを短期的に売却する際に考慮すべき点ではありますが、マンション全体の資産価値を維持するためには不可欠な費用であり、積み立てが十分に行われているマンションの方が、売却時にも評価されやすい傾向にあることも理解しておきましょう。
良好な管理状態は、マンションの大きな魅力となります。

滞納は絶対に避けるべき!管理費・修繕積立金の滞納リスク

管理費も修繕積立金も、マンションの維持・管理に不可欠な費用であり、滞納は許されません。
もしこれらの支払いを滞納した場合、以下のような段階で対応がなされます。

管理組合からの催促

まずは、書面や電話で支払いに関する催促が行われます。この段階で速やかに対応すれば、大きな問題になることはほとんどありません。
しかし、催促を無視し続けると、管理組合は法的措置に移行せざるを得なくなります。

法的な手続き(訴訟)

再三の催促にも応じない場合、管理組合は滞納者に対して、支払い義務の履行を求める訴訟を起こすことがあります。
これにより、遅延損害金の請求も加わり、支払額が膨らむ可能性があります。

強制執行による財産の差し押さえ

訴訟によって管理組合の請求が認められた場合、最終的には裁判所の命令に基づいて、滞納者の財産(預貯金、給与、そして最悪の場合にはマンション自体)が差し押さえられ、強制的に売却されて滞納金に充当される可能性があります。
こうなると、日常生活に甚大な影響が出ます。

また、特に中古マンションを購入する際には、売主が管理費や修繕積立金を滞納しているケースがないか、細心の注意が必要です。
マンションの管理規約には、滞納金は物件に付随するという規定があることが多く、売主が滞納していた場合、その滞納分の支払い義務が購入者に引き継がれてしまう可能性があります。

中古マンション購入時には、重要事項説明書の内容をしっかり確認し、管理会社や管理組合に管理費や修繕積立金の滞納がないかを必ずチェックしてもらいましょう。
これは、不動産仲介会社を通じて行われる重要な確認事項の一つです。

マンション管理費の価格相場:あなたのマンションは適正?

マンションの管理費が、全国的に見てどのくらいが一般的なのか、また、どのような要因で変動するのかを知ることは、購入を検討する上で非常に重要です。
ご自身の検討中の物件や、現在お住まいのマンションの管理費が適正価格であるかどうかの判断材料になります。

マンション管理費の価格相場:あなたのマンションは適正?

ここでは、国土交通省の「平成30年度マンション総合調査結果報告書」のデータをもとに、管理費の相場を様々な角度から見ていきましょう。

エリア別マンション管理費平均:地域差を理解する

マンションの管理費は、地域によって物価や人件費が異なるため、平均額にも差が生じます。
以下は、マンション1戸当たりの月間管理費の、エリア別平均相場です。
なお、これらの数値には駐車場使用料や専用部分の使用料からの充当額が含まれるため、実際に管理費として請求される金額よりもやや高めに出ている可能性があります。

エリア:平均月額(円)
北海道:15,190
東北:16,550
関東:16,096
北陸・中部:16,947
近畿:16,240
中国・四国:14,590
九州・沖縄:15,057

このデータを見ると、近畿エリア(大阪・北摂を含む)の平均は16,240円となっています。
他エリアと比較しても極端に高いわけではなく、全国的に見て平均的な水準にあることが分かります。
しかし、これはあくまで平均値であり、個別のマンションによって大きく異なることは念頭に置いておきましょう。

築年数別マンション管理費平均:新しいほど高い傾向に?

意外に思われるかもしれませんが、マンションの管理費は、築年数が新しいほど高くなる傾向にあります。
これは、最新の設備が導入されていることや、初期の管理計画がより手厚く設定されていることなどが影響していると考えられます。
以下は、マンション1平方メートル当たり月間管理費の、完成年次別(建設年別)平均額です。

完成年次(建設年):平均月額(円/m2)
昭和44年以前:10,341
~昭和49年:10,768
~昭和54年:11,857
~昭和59年:15,481
~平成元年:14,346
~平成6年:14,997
~平成11年:16,862
~平成16年:17,318
~平成21年:18,327
~平成26年:18,138
平成27年以降:19,897

このデータからわかるように、築50年程度の築古マンションと、築10年以内の築浅マンションでは、1平方メートル当たりで約9,000円以上の差があります。
特に平成27年以降に完成したマンションは、平均が約2万円/m2近くとなっており、最新のマンションほど管理費が高い傾向にあると言えるでしょう。
これは、導入されている設備の高性能化や、付加サービスの手厚さが反映されている結果と考えられます。

総戸数別マンション管理費平均:小規模マンションは割高に?

マンションの総戸数も、1戸当たりの管理費に影響を与えます。
一般的に、総戸数が少ないマンションほど、1戸当たりの管理費は高くなる傾向があります。
これは、管理にかかる固定費(管理人の人件費やエレベーターなどの保守費用など)を少ない戸数で分担するためです。

総戸数規模:平均月額(円)
20戸以下:19,237
21~30戸:16,997
31~50戸:15,049
51~75戸:15,346
76~100戸:16,455
101~150戸:15,069
151~200戸:15,951
201~300戸:16,365
301~500戸:17,703
501戸以上:15,224

このデータによると、総戸数が20戸以下の小規模マンションは、他の規模のマンションに比べて月額2,000円~4,000円程度高いことが分かります。
光熱費の基本料金のように、戸数が少なくても大きく変わらない固定費があるため、1戸当たりの負担が大きくなる傾向にあると言えるでしょう。

大阪や北摂エリアでも、都心部のコンパクトマンションや、郊外の低層マンションなど、様々な規模の物件があります。
ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、これらの傾向を参考に物件を選ぶことが重要です。

マンション管理費は削減できる?賢い節約術と注意点

ご自宅のマンションの管理費が相場と比較して高いと感じる場合、または将来的な負担を軽減したいと考える場合、管理費を削減する方法は存在するのでしょうか?
もちろん、管理組合を通じて改善を働きかけることは可能です。

管理費が高くなる主な原因

まず、なぜ管理費が高くなるのか、その原因を理解することが第一歩です。

管理会社への高額な委託料

多くのマンションでは管理業務を専門の管理会社に委託していますが、その委託料が相場よりも高い場合があります。
清掃、警備、管理人の人件費、設備の保守点検など、様々なサービスに対して管理会社が提示する金額が、管理費の高騰に直結していることがあります。

不要な設備や過剰なサービス

プール、ジム、コンシェルジュサービスなどの共用施設や、24時間常駐の管理人、過剰な清掃頻度など、マンションによっては現在の居住者のニーズに合わない、または利用頻度の低いサービスに高い費用がかかっている場合があります。
新築時に魅力的に見えたサービスも、居住者の入れ替わりやライフスタイルの変化によって、その必要性が薄れることがあります。

管理組合の運営費の無駄

管理組合の運営費に無駄が発生しているケースも考えられます。
例えば、印刷費や通信費、会議室使用料などが適正かどうかを見直すことで、わずかながらも削減につながる可能性があります。

築年数による維持コストの増加

マンションが古くなると、設備の故障頻度が増えたり、修繕が必要な箇所が増えたりするため、日常的な維持管理にかかる費用が自然と高くなる傾向があります。
これは避けられない部分もありますが、定期的なメンテナンスで寿命を延ばす努力は可能です。

管理費を削減するための具体的なアプローチ

管理費の削減を検討する場合、個人で勝手に行うことはできません。
マンションは共同住宅であるため、必ず管理組合を通じて、他の区分所有者の意見も考慮しながら進める必要があります。

管理組合に金額の見直しを提案する

まずは、管理組合の理事会や総会で、管理費の見直しを議題として提案することから始めます。
「同地域で同じような規模のマンションに比べて管理費が高い」「具体的な内訳について疑問がある」といった、明確な根拠やデータを示すことが重要です。
他の区分所有者と連携し、同じ問題意識を持つ人を増やすことで、提案が通りやすくなるでしょう。

管理会社の見直しを検討する

管理費が高い主要な原因が管理会社への委託料にある場合、複数の管理会社から相見積もりを取り、サービス内容と費用のバランスを比較検討することを管理組合に働きかけましょう。
より安価で質の高いサービスを提供する管理会社に切り替えることで、大幅な管理費削減が期待できる可能性があります。
ただし、管理会社を変更する際は、サービスの質が低下しないか、引き継ぎがスムーズに行われるかなど、慎重な検討が必要です。

不要な設備や人員配置の見直し

マンションに備わっている共用設備やサービスで、利用頻度が低い、あるいはコストに見合わないものがないかを確認しましょう。
例えば、利用者の少ないプールやジムの運営方法を見直したり、管理人の滞在時間や勤務日数を調整したりすることで、管理費を削減できることがあります。
ただし、これは居住者の生活に直結するため、十分に議論を重ね、合意形成を図る必要があります。

専門家への相談

管理費の削減は専門的な知識が必要となる場合があります。マンション管理士などの専門家に相談し、アドバイスやサポートを受けることも有効な手段です。
彼らは管理規約の確認、財務状況の分析、管理会社との交渉など、多角的な視点から適切な提案をしてくれるでしょう。

管理費の削減は、居住者全員の利益につながる可能性がありますが、同時に生活の質や利便性に関わるデリケートな問題でもあります。
他の区分所有者の意見を尊重し、建設的な議論を通じて、最適な解決策を見つけることが成功の鍵となります。

マンション購入後のリノベーション費用も視野に!総合的な資金計画の重要性

大阪や北摂でマンション購入を検討する際、物件価格、住宅ローン、そして毎月の管理費や修繕積立金といった維持費だけでなく、将来の「リノベーション」にかかる費用も、ぜひ資金計画に組み込んでおくことをお勧めします。

特に、中古マンションを購入して自分好みにリノベーションすることを考えている方はもちろん、新築マンションを購入する方でも、数年後、数十年後にはライフスタイルの変化や設備の老朽化に伴い、内装の変更や設備の更新を検討する時期が来るかもしれません。

マンション購入後のリノベーション費用も視野に!総合的な資金計画の重要性

リノベーションにかかる費用の目安

リノベーションの費用は、その規模や内容によって大きく異なります。
部分的なリノベーション(例:水回りだけ、壁紙だけ):数十万円~数百万円
全体的なリノベーション(内装全面、間取り変更なし):数百万円~500万円程度
大規模なスケルトンリノベーション(間取りの大幅変更、設備・配管刷新):500万円~1,000万円以上

これらの費用は、住宅ローンとは別に現金で用意するか、リノベーション一体型ローンなどの特別なローンを利用して借り入れることになります。

将来のリノベーション計画を考慮した資金設計

マンション購入時には、まず物件価格と維持費のバランスを考え、無理のない支払い計画を立てることが最優先です。
しかし、そこに少しだけ「将来のリノベーション費用」の概念を加えておくことで、より安心感のある暮らしが実現できます。

例えば、
頭金の調整:将来的にリノベーションを計画しているなら、頭金を少し抑えて、その分をリノベーション資金として確保しておく。
貯蓄の計画:住宅ローン返済と並行して、毎月一定額をリノベーション資金として積み立てる。
修繕積立金への意識:大規模リノベーションに充当される可能性のある修繕積立金が、きちんと積み立てられているマンションを選ぶ。

このように、長期的な視点を持って資金計画を立てることで、購入後の「こんなはずじゃなかった」を避け、大阪や北摂で理想の住まいを長く快適に維持していくことができるでしょう。

私たちクローバーハウスでは、単なる中古マンションの購入支援だけでなく、その後のリノベーションまでを見据えたトータルなご提案が可能です。
物件探しから資金計画、そして具体的なリノベーションプランの立案まで、お客様の夢を形にするお手伝いをさせていただきます。

まとめ:マンション管理費と修繕積立金、賢く理解して理想の大阪ライフを!

この記事では、マンション購入を検討されている皆様が知っておくべき「管理費」と「修繕積立金」について、詳しく解説してきました。

管理費:マンションの共用部における日常的な運用を行うために、オーナー(区分所有者)が毎月支払う費用です。管理人の人件費、清掃費、設備保守費用、共用部の光熱費などに使われます。
修繕積立金:約10~15年に一度行われる大規模なリノベーションや修繕工事(外壁、屋上防水、給排水設備など)のために積み立てる費用です。これもオーナー(区分所有者)が負担します。

両者の明確な違いは「使い道」にあり、管理費は日常的な運用、修繕積立金は将来の大規模修繕・リノベーションに使われます。

管理費の相場は、国土交通省のデータによると、全国平均で月額15,956円(駐車場代含む)ですが、エリア(大阪を含む近畿は平均16,240円)、築年数、総戸数によって変動します。
一般的に、築浅のマンションや総戸数が少ないマンションでは、1戸当たりの管理費が高くなる傾向があります。

管理費が高いと感じる場合は、管理組合を通じて管理会社の見直しや、不要な設備の削減などを提案することで、削減できる可能性があります。

最も重要なのは、管理費や修繕積立金の滞納は絶対に避けなければならないことです。
また、中古マンションを購入する際は、売主の滞納がないか必ず確認しましょう。
滞納分は購入者に支払い義務が引き継がれる可能性があります。

月々の住宅ローン返済に加えて、これらの維持費が発生することをしっかりと理解し、購入前の資金計画に組み込んでおくことが、マンション購入後の安心と満足につながります。
特に、将来的にリノベーションを視野に入れている方は、維持費とリノベーション費用のバランスを考慮した、総合的な資金計画が不可欠です。

大阪や北摂で、あなたのライフスタイルに合った理想のマンションを見つけ、豊かな暮らしを実現するために、この情報が役立つことを願っています。
ご不明な点や、具体的な物件探し、リノベーションのご相談がありましたら、いつでもお気軽にクローバーハウスまでお問い合わせください。
お客様の夢の実現に向けて、全力でサポートさせていただきます。

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