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間取り変更ってどこまでできる?構造・費用・注意点をプロが解説

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2025.11.13|ブログ

間取り変更ってどこまでできる?構造・費用・注意点をプロが解説

住宅購入やリノベーションを検討中の方から最も多いご質問のひとつが、「間取り変更はどこまでできますか?」という内容です。

暮らしに合わせて部屋数を変えたり、明るいLDKをつくったり、動線を改善したり──リノベーションの自由度は非常に高い一方で、構造や設備の制約によって「できること・できないこと」が存在します。

この記事では、北摂エリアで数多くのリノベーションを手がけてきたクローバーハウスが、間取り変更の基本から、マンション・戸建ての違い、注意点、費用の考え方までわかりやすく解説します。

間取り変更はどこまでできる?基本の考え方

間取り変更の自由度は、物件種別や構造形式によって大きく変わります。ここでは、まず押さえるべき「基本の考え方」を整理します。

マンションと戸建てで変えられる範囲の違い

マンションと戸建てでは、構造の仕組みが異なるため変更の自由度にも大きな差があります。

マンションは「専有部分のみ変更可」というルールがあり、戸建ては構造によって自由度が高くなるケースが多いのが特徴です。

構造(ラーメン/壁式)による制約の違い

マンションは主に「ラーメン構造」「壁式構造」のどちらかで建てられており、これによって撤去できる壁の範囲が大きく変わります。

構造による違いを知ることで、どこまで間取り変更できるかのイメージがわかりやすくなります。

水回り移動はできる?排水経路がカギ

キッチンや浴室の移動を希望される方も多いですが、水回り変更の可否は「排水の勾配を確保できるか」が最も重要なポイントです。

ここでは水回り移動が制限される理由と、実現するための考え方を紹介します。

マンションの場合|変えられる部分・変えられない部分

マンションの間取り変更にはマンション特有のルールや制約があります。

ここでは、マンションで間取り変更する際に必ず理解しておくべきポイントを整理します。

壊せない壁(耐力壁)とは?

マンションには、建物全体を支える「耐力壁」が存在します。ここは撤去・移動ができないため、間取り変更の計画をするうえで最初の確認ポイントになります。

梁・柱の位置は基本的に変更不可

梁や柱は建物全体を支える主要構造物のため動かすことはできません。ただし、デザインによってうまく馴染ませることで見た目の違和感を小さくすることが可能です。

スケルトンリノベなら自由度が大きくなる理由

マンションの間取りを「ほぼ自由に再構築したい」場合は、壁や床をすべて撤去する「スケルトンリノベ」が効果的です。配管や下地をいちからやり替えるため、自由度が飛躍的に上がります。

専有部分と共用部分の境界に注意

マンションは「専有部分」と「共用部分」の区分が非常に重要です。特に、玄関ドア・サッシ・パイプスペースなどは共用部分のため変更できません。計画する前にしっかり確認する必要があります。

戸建ての場合|構造によって自由度が大きく変わる

戸建ての間取り変更は、マンションに比べ自由度が高い一方、構造の種類や耐震性能によっては配慮すべき点が多くあります。

在来工法は間取り変更の自由度が高い

日本の戸建てで一般的な「在来工法(木造軸組工法)」は、構造上の自由度が高く、壁を撤去したり部屋のサイズを変えたりしやすい特徴があります。

ツーバイフォー工法は制約が多い理由

一方、ツーバイフォー工法は壁そのものが建物を支えているため、撤去できない壁が多く間取り変更の難易度が高まります。場合によっては構造計算が必要です。

耐震性を保つための補強が前提になるケース

間取り変更によって壁を抜く際は、構造バランスが崩れないよう梁や柱で補強する必要があります。安全性のためにも、事前の耐震診断が欠かせません。

よくある間取り変更の具体例

間取り変更と一口に言っても、その内容は多岐にわたります。ここでは人気のある変更や、暮らしが大きく変わる代表的なパターンを紹介します。

LDKを広くする(壁撤去+一体化)

最も人気のある間取り変更です。

独立したキッチンをLDKに一体化することで、光や風が広がり開放的な空間になります。

3LDK → 2LDKへ変更して広いLDKに

使わなくなった個室をLDKに取り込むことで、家族が集まる空間を重視した間取りにできます。

2部屋→3部屋、3部屋→4部屋に再構成

子どもの成長やライフステージに合わせて部屋数を調整したい方に人気です。

回遊動線を作るレイアウト変更

行き止まりをなくすことで家事動線が大幅に改善され、暮らしのストレスが減ります。

WIC・パントリー新設

収納の不足は暮らしのストレス第1位。間取り変更とセットで収納場所を確保すると、生活の質が大きく向上します。

費用の考え方と変動ポイント

間取り変更の費用は「工事内容の複雑さ」によって大きく変わります。ここでは、「費用が変動する仕組み」だけ分かりやすく整理します。

間取り変更の費用は「工事内容の複雑さ」で変わる

間取り変更の費用は、

  • どれだけ構造に関わる部分を触るか
  • 給排水や電気設備にどれだけ手を入れるか

によって決まります。

同じ間取りでも、どこまで変えるかで費用が大きく変わるため、現地調査による確認が重要です。

費用が変動しやすいポイント

費用が上がりやすいポイントとして、

  • 水回りの移動
  • 構造補強
  • 断熱性能の向上

などが挙げられます。これらは住み心地にも直結するため、優先順位の整理が必要です。

「メリハリをつける」ことで無理なく理想に近づける

クローバーハウスでは、「かけるところにしっかりかけて、抑えるところは賢く抑える」という、メリハリのあるリノベーションをご提案しています。

LDKはこだわる、個室は標準で十分──など、メリハリをつけることで予算内で理想を実現できます。

間取り変更を成功させるために大切なこと

最後に、間取り変更を成功させるために欠かせないポイントをまとめます。

構造理解に強い会社に相談することが重要

間取り変更の可否は「構造理解」がすべての基盤です。構造をしっかり調査・判断できる会社を選ぶことで、実現可能な幅が大きく変わります。

プランナーと現場監督で「できる幅」が変わる

デザインだけでなく、施工管理の視点が加わることで、希望を実現するための最適な方法を見つけることができます。

暮らし方から逆算した設計が大切

間取りを変える目的は「暮らしの改善」。今の不満だけでなく、将来の変化まで見据えた設計が、後悔のない住まいづくりにつながります。

まとめ|間取り変更は「できること」を最大化できるパートナー選びがカギ

間取り変更には構造上の制約があるものの、プロの視点を加えることで「できる幅」を最大限に広げることができます。

北摂でリノベーションをご検討の方は、ぜひ一度クローバーハウスへご相談ください。


クローバーハウスは、北摂地域での新築、建て替え、リフォーム・リノベーション、住まいの事なら何でもご相談いただけます!

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